
CROSS TALK 特別対談企画 Vol.2

スタッフ座談会
岡山土地倉庫がこれまでにどんな変化を遂げてきたのか、また未来へ向けてどんな挑戦をしていくのか、
90周年を記念して各部署に勤める3名に語り合っていただきました。
(対談日:2025年7月24日)
MEMBER

業務課 課長
久山
1999年入社

作業課
中上
2016年入社

国際物流課
唐
2021年入社
今日を明日へつなぎ、
積み重ねていくことの大切さ。


―90周年を機に社内でさまざまな取り組みがおこなわれましたが、印象に残っていることはありますか?
- 久山
- 一つはユニフォームの刷新ですね。企業イメージと組織の一体感が格段に向上したと思います。特に、男女のユニフォームの違いがなくなってジェンダーレスになったのはとても良いことだと思います。
- 唐
- 私も新しいユニフォームをとても気にいっています。仕事中にお話しする運転手さんから、「新しい制服いいですね」とよく言われるんです。コミュニケーションが生まれるきっかけにもなっています。
- 中上
- 反響が大きかったのは鈴鹿央士さんのイメージキャラクター就任とCM放映ですね。これまでになかったことなので。
- 唐
- そうですね。私の友人が、映画館で流れているSUENAGA GroupのCMを見て「流れてたよ」と連絡してきてくれたことがありました。家族や友人に、自分の勤めている会社のことを知ってもらえるのはうれしいですね。
- 久山
- 私はこれまで、子供に自分の仕事のことを話すことはほとんどなかったのですが、CMをきっかけに「こういう会社なんだよ」「こんな仕事をしてるんだよ」と話しました。鈴鹿さんが出ていることもあって興味を持ってくれたみたいです。
- 中上
- 一般の方にも知られるようになると誇らしく思えますね。社員のモチベーションアップにもつながっている気がします。ブランドメッセージ「次々と、次をつなぐ」も、いい言葉だなと思います。
- 久山
- いいですよね。私たちの仕事は、まさに物の流れをつないでいくことですが、それは社会をつなぐことでもあり、また現在を未来へつないでいくことでもあります。私も管理職になって、後進を育て次世代につないでいくということを真剣に考えるようになりました。人財の育成は一朝一夕にできることではないですから、今日を明日へつなぎ、積み重ねていくことの大切さをあらためて感じています。
―日々、働く中で、岡山土地倉庫にどんな印象を持っていますか?
- 久山
- 堅実な会社だと思います。みんなが業務のルールを守り、真面目にコツコツと働いている。やはり荷主さんからお預かりする貨物を正確に取り扱う責任感が、そういう雰囲気をつくっているのかなと思います。
- 中上
- 倉庫の現場では常に安全を意識しないといけないので、そういう意味でも、ルールをしっかり守りながら緊張感を持って仕事に取り組む気風が根付いているのでしょうね。
- 唐
- 私が岡山土地倉庫に感じるのは、人のあたたかさです。私は社内で唯一の外国人ですが、みなさんが私と話すとき、なるべく私が理解しやすい言葉を使って話してくださるのを感じます。また、私が話した内容についても、よく「大丈夫だよ、理解できたよ」と言ってくださいます。気遣いを感じて、とてもありがたく思います。私に対してだけではなく、みんながお互いに相手を尊重している、あたたかい職場だなと感じます。
時代とともに変化してきた職場環境。


―これまでを振り返って、岡山土地倉庫にどのような変化を感じますか。
- 久山
- 私は入社して26年になりますが、入社当時と比べるとかなり変わったと思います。まず若い社員が増えたことは大きいですね。中上君が所属している作業課は、かつて15年間にわたって新卒採用をしていなかった時期があります。採用を再開したのが10年前。以降、だんだん若手が増えて、社内の雰囲気が変わってきました。
- 中上
- 私が採用再開後に採用された、最初の世代なんですよね。
- 久山
- 今こうして中上君の成長した姿を見ると、10年間よくがんばってくれたなと思います。なにしろ15年あいていたので、上司も育て方が分かりませんでした。そんな環境の中で、よく耐えて残ってくれたなあと、とても評価しています。
- 中上
- いやー、そう言われると恥ずかしいですね(笑)
- 唐
- 中上さん、すごいお言葉をいただきましたね!(拍手)
- 中上
- 自分としては耐えたというほどの感覚はなくて、逆に自分のわがままを聞いてもらっていたなと思います。上の方が、私がのびのびやれるような環境をつくってくれました。
- 久山
- 制度的にも、10年前と比べて働きやすい環境になったでしょう。
- 中上
- 入社した当時、「休みが少ないな」という印象はありました(笑)
- 久山
- 2024年に、年間休日がこれまでの108日から122日に変わったことは大きな変化ですね。
- 中上
- はい。リフレッシュする時間が増えたので、そのぶんメリハリをつけて仕事に集中できるようになったと思います。
- 久山
- 今は残業も減らすように指導していますし、本当に変わりましたね。
- 中上
- 働きやすくなったなあと、すごく感じます。
- 久山
- それと、女性社員が増えたことも大きく変わった点だと思います。昔は女性社員が結婚したら「寿退社」と言って、辞めるのが当たり前という時代がありました。そもそも女性の採用自体が少なかったです。今は女性社員の採用と雇用の維持について、積極的に取り組んでいます。
- 中上
- 出産・育休から復職する方も増えましたね。
- 久山
- 大手の物流会社では女性の管理職がすでに誕生していますので、私たちもそこに追いついていかなければと思っています。
「ここで働いてよかった」
と思ってもらえるように。


―10年後の100周年、さらにその先の未来に向けて、思い描くビジョンはありますか?
- 久山
- 当社は地域社会にとって不可欠な存在として活動してきましたし、これからもますます存在感は強まっていくのではないかと思います。私としては、物流だけでなく「物流商社」というポジションになっていけばいいなと思っています。
- 中上
- 唐さんは、国際物流課の業務で考える将来像はありますか?
- 唐
- そうですね、会社の業務の幅がさらに広がっていくといいなと思います。貿易業を営む企業はたくさんありますので、そうした会社にアプローチすることで国際貨物の取扱いを増やせる可能性があるのではないかと思っています。
- 中上
- 唐さんは通関士の資格取得に向けてチャレンジ中なんですよね。私も今、毒物劇物取扱責任者の資格取得を目指しているところです。資格を持つことで手がけられる業務の幅が広がるので、ぜひこれをクリアして、未来につなげていきたいです。
- 唐
- 私も引き続きがんばります。
- 久山
- 将来的には中上君たちの世代が先頭になって会社を引っぱっていく立場になりますね。上が15年あいているので、早めにその時期がやってくると思います。期待しています。
- 中上
- 最近よくそのことを考えるようになりました。後輩社員に、この先も安心して働き続けてもらえるような環境づくりを進めていきたいと思っています。
- 久山
- 先ほど会社の変化の話がありましたが、終身雇用を大切にしているという点では、岡山土地倉庫は昔も今も変わっていないんですよね。一度入社したら、できれば最後まで勤めてもらいたいという文化が残っています。だからこそ若い世代に「ここで働いてよかった」と思ってもらえるような職場づくりをしていきたいですね。
