鈴鹿央士様 末長一範 対談写真

CROSS TALK 特別対談企画 Vol.3〈後編〉

鈴鹿央士様 末長一範 対談写真

俳優・モデル
鈴鹿 央士
× 岡山土地倉庫
取締役社長

末長 一範

特別対談の
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Vol.3〈前編〉 Vol.3〈前編〉

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鈴鹿央士様の写真

俳優、モデル
鈴鹿 央士

地元岡山でスカウトを受け、フォスターに所属。集英社「MEN’S NON-NO」専属モデル。
映画デビュー作『蜜蜂と遠雷』(2019年)で、第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第93回キネマ旬報ベスト・テン 新人男優賞、第43回日本アカデミー賞新人俳優賞など数多くの賞を受賞。近年では2022年CX『silent』、2023年TBS『スイートモラトリアム』、EX『ゆりあ先生の赤い糸』に出演、2024年TX『闇バイト家族』、CX『嘘解きレトリック』では主演を務めた。2025年は映画『花まんま』、『Chao』(主演)、舞台『リア王』NINAGAWA MEMORIAL(2025年10月~東京・大阪にて上演)に出演。

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岡山土地倉庫株式会社
取締役社長 末長 一範

岡山を中心に、広島・ベトナムへと事業を展開するSUENAGA Groupの代表。「物流事業」「トヨタ事業」「マクドナルドフランチャイズ事業」「モータースポーツ事業」など、全12社を率い、地域と世界をつなぐ挑戦を続けている。さらに、自身も国際C級ライセンスを持つレーシングドライバーとして、モータースポーツの世界で走り続ける。常に挑戦を楽しむ姿勢が、グループ全体の原動力となっている。

もがいた時間は無駄にはならない。

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末長
仕事で壁にぶつかることはありますか?
鈴鹿
台本を読んでいて、どうしても自分の中でうまく表現に結び付かないことがあります。答えが見つからないときでも「やればなんとかなる」という気持ちで現場へ行くのですが、「なんとかなる」と自分が思えるくらいまで準備をして、もがく時間をつくるようにしています。たとえ答えが見つからなくても、もがいた時間は無駄にはならないと思ってます。
末長
もがいた時間は無駄にはならない、本当にそうですね。
鈴鹿
高い壁だな、手ごわいなと思っても、逆にワクワクするというか、楽しく感じる性格なんです。
末長
いろんな作品を拝見していると、鈴鹿さんはこの1〜2年で顔つきが変わったように感じます。今おっしゃったような挑戦の積み重ねが、自信となって表れているのかもしれませんね。
鈴鹿
自分の変化という点で思い当たるのは、以前より仕事に対する責任感が強くなったことです。映画やドラマは大勢の人が長い時間をかけて準備をしてつくるものですが、俳優が仕事をするのは、その中のほんのわずかな時間なんです。みなさんが準備してくれた時間を無駄にはできないという責任感が、以前より強くなっています。社長のお仕事はもっと責任が大きいと思いますが。
末長
いえ、同じだなと思いましたよ。ぼくも自分一人ではなにもできないので。まわりの人の準備と支えがあって俳優が輝くという今のお話は、まさに会社も同じだと思います。別にぼくが輝く必要はないんですけど、みんなががんばってくれることによって会社が輝く。それが自分の責任感にもつながるということなのかなと思います。

日本の作品が配信で世界に届く時代。

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末長
新しく取り組んでいることや、これから取り組んでいきたいことはありますか?
鈴鹿
今、初めて舞台に挑戦しています。これまで映像の世界でやってきたので、目の前にお客さんがいる中でお芝居をするというのは新鮮です。
末長
やっぱり映像作品とは違いますか?
鈴鹿
はい。声の出し方も、今こうしてしゃべっているような声だと届かないので。
末長
小学生の頃なんかにお芝居をやったことは?
鈴鹿
いえ、まったくです。恥ずかしがり屋だったので、ステージに立つなんて考えられなかったですね。
末長
へえ、そうなんですね。そんな子が大人になって俳優になるんだから、分からないものですね。
鈴鹿
あと、続けて取り組んでいきたいのは英会話です。去年(2024年)、一ヶ月間だけですがロンドンに短期留学しました。
末長
英語は、俳優の仕事を意識して?
鈴鹿
そうですね。海外の作品に関わる可能性もありますし、今は日本の作品も配信で世界に届く時代になっているので、英語でコミュニケーションできたらいいなと思って。海外の方からもたまに「作品を見ました」ってメッセージをいただくことがあるんです。
末長
いい挑戦ですね。ぼくは今になって若い頃に留学しておけばよかったと思っています。最近は海外出張も多いのですが、ベトナムに行っても、共通の会話は英語ですからね。子供にも留学を勧めています。

不器用だから、とことんやる。

鈴鹿央士様の写真真
取締役社長 末長一範の写真
末長
他に今、興味を持っていることはありますか?
鈴鹿
陶芸に興味があって、この前いろいろ調べたんです。家に置ける陶芸用の電気窯があるのですが、それを買おうかどうしようかと悩みました。結局買わなかったのですが(笑)
末長
そういえば、最初のCM(2023年)のメイキングインタビューでも「岡山で備前焼に挑戦してみたい」って言ってましたもんね。家で一人でやるより、まずは陶芸体験ができるところへ出かけて行ったほうがいいかもしれませんね。
鈴鹿
やっぱりそうですよね。
末長
仕事で陶芸家の役が来たら、のめり込みそうですね。
鈴鹿
そうなるかもしれません。デビュー作で演じた役がピアニストだったのですが、そのときは部屋に電子ピアノを置いてずっと練習していました。陶芸家の役が来たらろくろと電気窯を買うことになるかも(笑)
末長
いろんな役になりきれるのは本当にすごいです。俳優さんは、みなさん器用ですよね。
鈴鹿
いやあ、ぼくは不器用なんです。だからこそ、とことんやるというか。できるようになるまで自分を追い込んでいくようなところがあります。
末長
勝手に結びつけて申し訳ないですが、やはり「Challenge and Change」の姿勢で生きてらっしゃるんだなと思います。
鈴鹿
まさにそうだと思います。
末長
今日はお忙しい中、対談にご参加いただきありがとうございました。鈴鹿さんはこれからもいろんなことに挑戦して、自分の殻を破りながら成長していかれると思います。私たちも鈴鹿さんに負けないようにがんばっていきます。
鈴鹿
こちらこそ、ありがとうございました。
末長
岡山からみんなで応援していますので、どうか体に気をつけて、これからもがんばってください。機会があれば、ぜひ一緒に備前焼体験をしましょう。本日はありがとうございました。

Photo:桑島智輝/Styling:伊賀大介/Hair&Make-up:阿部孝介(トラフィック)